立松和平文庫
宇都宮市出身の作家立松 和平氏の夫人の横松美千繪さんから、立松氏の著作268冊を寄贈していただきました。
各著書1冊ずつで、その多くが貴重な初版本です。
南図書館では、寄贈していただいた本を末永く保存するとともに、氏の業績を記念して「立松和平文庫」を設置しました。
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写真提供 戸崎 嘉博様
立松和平文庫について
立松和平文庫の内容
寄贈図書 268冊(平成29年2月1日 1冊追加)
立松 和平氏著書、関連図書 約350冊(貸出用)
立松和平文庫のご利用について
コーナーの棚にある資料はすべて貸出ができます。 貸出カウンターにお持ちください。
横松さんに寄贈していただいた図書は、日焼けによる劣化を防ぐため、閉架書庫に移動しました。閲覧を希望される方は、相談カウンター職員にお声がけください。(令和3年6月)
寄贈図書は館外への持ち出しができません。図書館内でご利用ください。発行順に番号を付けたリストがありますので、どうぞご利用ください。
新しい立松和平文庫の本棚は、宇都宮工業高校建築デザイン科の生徒のみなさんが製作してくれたものです。
お披露目の日、夫人から生徒たちに立松氏の著書が贈られました。(平成29年2月1日)
立松 和平氏の来歴
- 1947年 12月15日宇都宮市に生まれる(本名:横松 和夫 よこまつ かずお)
- 1966年 宇都宮高校から早稲田大学政経学部に入学
- 1970年 「自転車」で「早稲田文学新人賞」を受賞
- 1973年 宇都宮市役所に入所
- 1978年 処女作「途方にくれて」を出版
- 1979年 宇都宮市役所を退職し、文筆活動に専念
「閉じる家」「村雨」で芥川賞候補になる - 1980年 「遠雷」で「野間文芸新人賞」を受賞
- 1981年 「遠雷」が映画化される
- 1983年 「春雷」を出版
- 1984年 映画「蜜月」の脚本を担当
- 1985年 アジア・アフリカ作家会議「1985年度若い作家のためのロータス賞」を受賞
「性的黙示録」を出版 - 1986年 テレビ「ニュースステーション」の「こころと感動の旅」のリポーターを務める
「歓喜の市(上下巻)」を出版 - 1988年 「蜜月」「雷獣」を出版
- 1989年 パリ・ダカールラリーにナビゲーターとして参加
- 1993年 「卵洗い」で「第8回坪田譲治文学賞」を受賞
- 1996年 足尾の山に緑を取り戻す「植樹デー」に参加
- 1997年 「毒-風聞・田中正造」で「第51回毎日出版文化賞」を受賞
- 2002年 歌舞伎「道元の月」の台本で「第31回大谷竹次郎賞」を受賞
- 2007年 小説「道元禅師(上下巻)」で「第35回泉鏡花文学賞」を受賞
「うつのみや市民賞」を受賞 - 2008年 小説「道元禅師(上下巻)」で「第5回親鸞賞」を受賞
- 2010年 立松 和平全集(全4巻)を出版
2月8日逝去(満62歳)
「白い河-風聞・田中正造」「良寛」を出版
立松和平文庫寄贈図書は下記からご覧になれます。
- 立松和平文庫目録(PDF:199KB)
- 立松和平文庫目録(五十音順)(PDF:202KB)
これまでの企画から
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