集団への読み聞かせをしている方へ
小学校などの場所で、さまざまな機会に、大勢の子どもたちに読み聞かせをしている方へ、図書館が日頃実践している集団への読み聞かせの心構えと基礎知識について、ご紹介します。
集団への読み聞かせの心構えと基礎知識
読み聞かせの心構え
- 読み聞かせの目的は...
子どもたちに「本の世界の扉」を開くことです。 - 読み聞かせの役割とは...
子どもたちの「読書の楽しみ」を広げることです。 - 読み聞かせの意味とは...
子どもたちと本をつなぐことです。 - 集団への読み聞かせをする方に必要なことは...
優れた「子どもの本」とはどんなものか、「子どもの本」のおもしろさとは何かなどを、知っていく努力が必要です。
絵本の選び方
- 集団への読み聞かせにむく絵本とは...
たくさんの子どもによく見えるように、ある程度の大きさがあること。
遠目がきいて、絵がよく見えること。
絵と文の割合を考えること。文章に対して絵が少ないと、物語の進み方がちぐはぐになります。 - この絵本と決める前に...
実際に本を読んで選びましょう。ほかの方のお薦めする絵本でも、読み手がよいと思わないまま子どもに読み聞かせるのは好ましくありません。 - 絵本を選んだら...
子どもに読み聞かせる前に、必ず十分に下読みをしてください。
新しい絵本は、前もって開きぐせをつけると見せやすくなります。
絵本の読み方
- 絵本の持ち方、めくり方は...
中心部を下からしっかりと持つなど安定した持ち方をし、本がぐらつかないようにしてください。
絵本の表紙や見返しをきちんと見せて読み始め、最後に裏表紙、表紙を見せましょう。
表紙と裏表紙の絵が1枚の作品になっていたら、開いて見せてあげましょう。
絵本のめくり方に気をくばりましょう。 - 読み聞かせの注意点は...
読む人のパフォーマンスは不要です。本が主役ということを忘れないでください。
「自然に読む」ということを心がけましょう。
聞き手の子どもたちの反応をよく見るましょう。
ゆっくり心を込めて読みましょう。 - 読み聞かせに向く本
下記の年齢、学年をクリックしていただくと、読み聞かせに向く本の一覧が表示されます