立松和平とアジア
旅する作家・立松和平さんの、アジアに関する紀行を紹介します
ここに紹介した図書は、南図書館が、平成27年1月から3月までの期間、「アジアを吹いた風の足あと 一瞬のパラダイス-地球片隅紀行-」と題し、立松さん撮影による写真展を実施した際に展示したものです。
アジア紀行の写真パネルは、福島県南会津町の前沢集落にある「立松和平文庫」の小勝政一様からお借りし、多くの方に鑑賞していただきました。
展示した写真が掲載されている著作(写真とともに紀行文も掲載されています。)
一瞬のパラダイス 地球片隅紀行
鈴木出版 1991年
アジア、ヨーロッパ、アフリカ、南米、アラスカと、観光地でない地球のあちこちを蟻のように歩き回り、その瞬間の写真を撮り、短文を書く。愛すべき人々がそれぞれにパラダイスをこしらえて暮らしている、地球もまだ捨てたものではないという、地球への熱い思いと、旅を楽しむ気持ちがあふれた、小さな写真集。
1988年から1990年まで、雑誌「pumpkin」に連載された記事から転載し、新たな写真とエッセイを加えたもの。
楽園世界
立松和平/写真・文
楽園を探して旅に出たが、楽園は存在した。人が幸福だと思った瞬間、その場が楽園なのだ。写真にも文章にもそんな思いがあふれる、心癒される100の風景。
アジアをテーマにしたその他の著作
アジア偏愛日記

東京書籍 1988年
東アジア、東南アジア、南アジアを歩き回り、人と話し、そこにあるものを食べる。1990年代のアジアの人々の生活ルポとしても興味深い作品です。
太平洋巡礼

JTB日本交通公社出版事業局 1990年
ポリネシア、ミクロネシア、メラネシア、ニュージーランドを巡り原住民とふれあう旅。どこに行っても気さくな立松さんの人柄が垣間見える。
いってもいっても地平線-地球見聞録(みてあるき)-

小学館 1997年
旅は、いってもいっても果てがない。あるところまで行くと、必ずその先がある。長く旅を続けてきた立松さんだからこそ書ける、気負わない旅の記録。
僕は旅で生まれかわる

PHP研究所1993年
結婚し、第一子が生まれるかという時に、インドへの旅に出た「青春はアジアの旅が似合う」、「中国やロシアの大自然に触れて思う「人はなぜ旅に出るのか」ほか、旅への思いが詰まったエッセイ集。
アジア混沌紀行

筑摩書房 1987年
1980年から1987年までの間に旅したインド、中国、東南アジア、中近東、ソ連、シルクロードなどを、思いをこめて綴る文学的紀行文集。
アジアの熱い岸辺 北朝鮮、中国、ベトナムをいく

ディーエイチシー 1996年
1990年代半ば頃の旅。何度も旅した中国とベトナムの熱い岸辺と、初めて行った北朝鮮、シーサンパンナ、敦煌などの紀行文を収めています。
アジア河紀行 水の曼陀羅をいく

佼成出版社 1993年
中国からメコンに流れる瀾滄江(らんそうこう)、ミャンマーのイラワジ川、タイのチャオプラヤー川の流域に住む人々の暮らしと風景。テレビ朝日ニュースステーション取材中の日記と、立松さん自身の撮影による約80点の写真を収録。
掲載日 平成30年9月25日
更新日 令和3年8月13日
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